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リウマチ用語辞典 ( 病名 )

リウマチに関する用語 ( 病名 )

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カテゴリー : お薬検査生活リウマチ病名

カテゴリー : 病名

骨粗鬆症病名

女性の方は閉経後に女性ホルモンが減るため、大部分の方が骨密度が低くなり骨粗鬆症となります。関節リウマチは女性の方が多いいこと、またリウマチ自体でも骨密度が減ること、治療で長年ステロイドを使用しても骨密度が減るなどの理由で、より骨粗鬆症を起こしやすくなります。骨粗鬆症になると骨が弱くなるので、ちょっとしたことで骨折をしやすくなってしまします。
女性のリウマチの方で、特にステロイドを長年使われている方は、骨折をする前に骨粗鬆症予防のお薬を検討されるのがおすすめです。

膠原病病名

体の中にある免疫細胞が、自分を攻撃して起こってくるさまざまな病気をまとめて膠原病と総称します。リウマチも膠原病の一つになります。ほかにも、強皮症、シェーグレン症候群、ベーチェット病などどんな種類の免疫細胞が体のどこで悪さをするかで、膠原病もさらに細分化されます。すぐに入院して治療が必要なものから、治療が不要なものまでその重症度も様々になります。

シェーグレン症候群病名

リウマチと一緒に起きてくることが多い膠原病の一つになります。主な症状は目や口の渇きになります。治療に特別なものがあるわけではないので、通常のドライアイの目薬や、うがい・こまめな水分補給・唾液分泌促進の飲み薬などになります。
頻度は非常に低いですが、肺、腎臓、甲状腺やリンパ腫など内臓病変がでることがあるので、年1回の健康診断・人間ドックがおすすめです。

バネ指病名

手指には腱という紐がそれぞれついています。その紐を引っ張ったり、緩めたりすることで手指が曲がったり伸びたりします。この腱の滑りが悪くなってしまうと、指を伸ばそうとしてもすぐには伸びずに固まってしまうことがあり、これをバネ指と言います。腱の滑りが悪くなる原因の多くは、手指の過度な使用によるものがほとんどです。ただリウマチが原因で起きてくることもあり、とくにバネ指だけでなく手首や足趾など関節の痛みや腫れがある時は要注意になります。

腱鞘炎病名

手指の曲げ伸ばしをするためについている紐、それが腱になります。その腱が腫れて痛みがでるのが腱鞘炎になります。
腱鞘炎の多くは、ゴルフやパソコン作業など手指の使い過ぎが大部分になります。ただリウマチが原因で起きてくることもあり、あまり手指を使っていないのに腱鞘炎が出てきた場合にはリウマチに注意が必要です。

変形性関節症病名

指先の第一関節、第二関節によくみられる加齢変化になります。骨と骨の間には、柔らかい軟骨があり硬い骨同士をつなぐクッションのような役割をしています。しかし長年手指を使うと段々と軟骨が消耗し薄くなります。そうすると高い骨同士がぶつかり痛みがでたり、骨が出っぱり指の節が太くなります。リウマチと違って第一関節に出やすい事、また骨が太くなるので腫れた部分を触ると硬いのが特徴です。整形外科にて痛み止めやリハビリなどが治療の中心になります。

乾癬性関節炎病名

リウマチと同じように手指・足趾などが腫れて痛くなりますが、リウマチのCCP抗体やリウマチ因子のように血液検査で診断につながる項目がありません。そのため原因不明の関節痛の原因として、よくある病気になります。ポイントは皮膚と爪です。毛髪内や肘・膝にカサカサした湿疹があったり、爪に小さな凹があったり黄色くボロボロしている方は要注意です。またリウマチと違って指先の第一関節が腫れること、アキレス腱の腫れなどが見られることも特徴です。乾癬に治療もリウマチに負けず、ここ数年で乾癬専用の生物学的製剤が次々に登場しとっても良くなってますよ。
コメント:リウマチとなかなか診断されない方の中には、乾癬性関節炎の方がいらっしゃいます。治療でかなり良くなりますので、皮膚科で乾癬と言われている、皮膚や爪の症状のある方は一度乾癬性関節炎を考えてみてくださいね。

リウマチ性多発筋痛症病名

ご年配の方が急に首肩が痛くなり、寝返りも打てなくなってしまうのがよくある症状になります。リウマチの親戚のような病気ですが、リウマチが手指・足趾が痛くなるのに比べて、肩や首・背中・太ももなど体の中心に近い筋肉が痛くなるのが特徴です。
肩の痛みでよくある五十肩との見分けは血液検査で炎症の数値が上がっている点になります。治療はステロイドになります。ステロイドがとっても良く効くのも特徴の一つです。
コメント:長年、五十肩や腱板断裂と思っていた方が実はリウマチ性多発筋痛症で、プレドニンを始めてスッキリよくなった時は、リウマチ専門医として嬉しい瞬間です。

へバーデン結節病名

加齢によって骨と骨の間にある軟骨が減ると、骨同時がぶつかって骨が部分的に太くなります。それが指先の第一関節におきて節が太くなったものを、へバーデン結節と言います。リウマチではなく変形性関節症という加齢変化になります。

ブシャール結節病名

変形性関節症という骨と骨の間の軟骨がすり減って起きる変化が、指の第二関節におきたときにブシャール結節ができます。硬い骨同士がぶつかり部分的に太くなるので、第二関節が硬く太くなります。

ムーンフェイス病名

ステロイドの量が多いと顔に脂肪がついて丸顔になり、これを月になぞえてムーンフェイスと呼びます。ステロイドの有名な症状になりますが、通常のリウマチで使われるようなプレドニン5㎎程度の少量のステロイドではまず起きません。
入院するような重篤な膠原病で、ステロイドを30㎎や50㎎など沢山使うとでてくる可能性があります。

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