「リウマチ治療の前に、結核の検査(Tspot検査)をしましょう!」リウマチ知恵袋(3)
質問:
リウマチのお薬を始める前に、結核の血液検査の必要と聞きました。毎年健康診断は受けていて、肺のレントゲンは問題ないのですが受けたほうが良いですか?
お答え:
- 「Tspot」という名前の血液検査になります。検査も通常の採血になりますので、特殊な検査ではありませんのでご安心ください。 実は、肺のレントゲンが問題なくても、肺以外の場所に結核の菌が隠れて冬眠していることがあります。リウマチの治療を始めたり、加齢により免疫力が低下したりすると、体の中で冬眠していた結核が悪さをしてくることが稀にあります。それを事前に見つける検査が、「Tspot」という血液検査になります。
ワンポイント解説:
冬眠している結核を見つける4つのポイント
- ① 血液検査「Tspot」で引っかかった
- ② 過去、ご両親など周りに結核の方がいた
(昔は「肺浸潤」「肋膜炎」「肺門リンパ節炎」と説明されていることがあります) - ③ ご本人が昔、結核の治療をしたことがある
- ④ 健康診断などの胸部レントゲンで、昔の結核の痕があると言われている